雑草の発芽

2月に入ると、デワノマタタビを植え付けたプランターに、雑草が一斉に芽を出して来ました。この苗を植え付けた用土には、家の外の道路脇に溜まった土を使ってみましたので、その土に生えていた雑草の種子が 沢山混じっていたからです。この道路は 山や我が家の庭に面していますので、そこから流れて来た土が この道路脇にどうしても溜まり易いのです。定期的に取り除いて 山に戻しているのですが、今回は デワノマタタビの用土として、使ってみる事にしました。我が家では 庭や鉢に 肥料を全く与えていませんので、このデワノマタタビにも 特別な用土を使うつもりは無かったので、どんな土でも良く 害が無ければと 使ってみたのです。

f:id:tanemakijiisan:20240223162938j:imageあまり目立ちませんが、中央にある薄緑色をした幹の苗が デワノマタタビです。その苗より左下の部分は、綺麗に引き抜いてあります。用土に混じっていた種子の中で、最初に芽を出したのが イネ科の雑草で、この後 色々な雑草や木が 次々と芽を出して来ます。一見すると 猫草を播いた様に 一斉に発芽しました。

用土に一旦雑草の種子が混じってしまうと、それを取り除くのはとても大変です。高熱を加えたり 薬品を使って雑草の種子を殺す方法は、土中の微生物の消滅や植栽する植物への悪影響が考えられるので 私はやりません。土の中から種子を全て取り出すのは不可能ですので、私はその種子が芽を出した時に 取り除く方法を採っています。取り除くのに 時間はかかりますが、種子を見つけて取り出すより遥かに容易で 確実に取り除けます。ただ 殆どの雑草の種子は、1〜5%くらいは 休眠して 次の機会に発芽する様になっています。稀に3年も休眠して 発芽して来る種子も有ります。ですから 1度完全に抜き取ったからと言って、安心してはいけません。雑草は完全に抜き取っても、その後風や小鳥によって 又入り込んだり、休眠していたものが出て来ますので 定期的な見廻りが必要です。

この雑草を引き抜く時に、土の表面に小枝のチップが敷き詰められていると、出て来た芽を摘み易く 引き抜き易くなります。草や木が大きく成らない内に 引き抜けば、植栽してある植物の根を傷める事は殆ど無いので、出来るだけ小さい内に 抜き取ります。