2024-01-01から1年間の記事一覧

今年最初のボタンの開花

今年は春の花の開花が遅くなっています。ボタンも今年は開花が遅く、去年より10日から2週間遅くなっています。 今年初めて開花した実生株で、4月13日の状態です。ただ この実生株は、普通のボタンとちょっと違っていて、寒ボタンに見られる 二季性の形…

ヤマブドウの発芽

去年の秋に 収穫したヤマブドウの種子を播いておいたものが、発芽しましたので その様子を投稿しました。 23年9月16日に収穫したヤマブドウです。食べてみたのですが、まだ早い様で 酸っぱかったです。 ヤマブドウの種子の発芽率を確認する為に、中の種…

実生蜜柑の試食

今年初めて実が成った実生の蜜柑に付いて、3月17日に最初の試食結果を投稿しておきました。4月20日に収穫して 直ぐに試食してみました。外観は 前回より一回り大きく成っていました。切って中を見ると、表皮の下の綿の厚みが増えたのと 中心部の隙間が…

今年のヤマブドウの実験

今年は ヤマブドウも 花が遅れていますが、ようやく花が咲く時期になりました。今年は ヤマブドウについて 2つの実験をしています。その一つは この花を付ける様になったヤマブドウの雌株で「種無し葡萄」が出来るかで、もう一つは 自家受粉の種子が 僅かで…

ヒイラギの発芽

春になると 色々な芽が動き出すので、庭中を全て見ておかなくてはなません。そんな中で 去年の6月19日に投稿した ヒイラギの種播きをした芽が出ていましたので 投稿します。 ヒイラギの発芽苗は、大きな双葉に特徴がある様に見えます。4個纏めて播いた鉢…

2年目に芽を出したウメ達

ウメの種子に有る「発芽を制御する機能」については、以前から何度も投稿して来ました。この 「何故 纏めて種子を播くと 発芽しないのか」については、夏の暑い時期に 種子の殻から何らかの物質が浸み出して来て、その濃度が高くなると 種子を殺してしまう事…

ヤマブキの花

今年もヤマブキの鮮やかな黄色の花が目立つ時期になりました。 このヤマブキの花を見ると 何時も思い浮かべる和歌があります。それは「七重八重 花は咲けども山吹の 実の一つだに 無きぞかなしき」です。この歌は 太田道灌の逸話でも有名で、落語の題材にも…

地表に咲いたサクラのお花見

各地のサクラの満開の便り聞かれる頃になりました。今年は例年よりかなり遅れている様です。散歩も少し遠回りでも.サクラの見られる道を選んで歩いています。近くの神社の境内を通った時、サクラの木の根元に 小さな花が咲いているのを見かけました。 地表…

シロバナタンポポの春の花

今年の2月1日に 散歩道の道路脇で見かけた、寒中に頑張って咲いていたシロバナタンポポを 投稿しておきましたが、春にはどうなっているか 見に行って来ました。2株が 冬の時よりよりも ずっと元気に咲いていたので 安心しました。 在来種のタンポポは 春…

3年目に発芽するヤマユリ

ヤマユリは遅発芽性で、種子を播いてから 2年目に発芽して来るのが普通です。現在進めている耐暑性の強いヤマユリを作り出す計画の中で、播いて3年目に発芽する株が纏まって出現しました。そのヤマユリは 耐暑性の強い株を作り出す為に、21年の初夏に 耐…

ギョウジャニンニクの発芽

木や宿根草の種子の発芽は、親の芽出しの時期より早くなるのが普通です。普通の発芽苗は、まだ生き抜く力が弱いので 他の強い植物が葉を茂らせる前に、日照を稼いでおかなくてはなりません。ですから 種子は親株より先に、発芽しているのです。その株が大き…

除草作業中の間違い

3月中旬になると 庭の鉢や苗床に、沢山の雑草や雑木が 勝手に生えて来ます。邪魔な草木は 発芽して来た時に抜き取るのが、栽培している草木に 最も被害が少なく 且つ楽な方法です。その為に 用土の表面に小枝のチップを敷き詰めて置くと、雑草の芽が出て来…

忘れた頃に実を付けた柑橘の果実の評価 1回目

去年の11月1日に「忘れた頃に実を付けた柑橘」と投稿した実生の木は、果実が黄色く色付くと それ迄枝の中で緑色で 気付かなかった実が 更に5個見付かり、全部で7個稔っている事が分かりました。今年は 柑橘類全般に大豊作になっていますので、この株も…

小さい春の進み具合

今年は3月に入って厳しい寒さの振り返しがあったせいか、2月迄は順調か少し早めだった発芽や新芽の成長が、ここに来て遅れてしまいました。芽出しが2月始めだったギョウジャニンニクは今回の寒波の影響は分かりませんが、ヤマシャクヤクやヤマユリやボタ…

再生したヒメワサビ

虫に喰われて 枯れてしまったと思っていたヒメワサビが、気が付けば 初冬に再生していました。それを続けて観察していると、2月中旬になって 小さな白い花を付けていました。 元の株より少し小さ目ですが 元気そうです。真っ黒で2cm程になるイモムシに 葉…

ヤマユリの2月の発芽

耐暑性の強い株同士を掛け合わせたヤマユリで、今年はとても早い時期の発芽が見られましたので その様子を投稿します。耐暑性を期待したヤマユリの種子は 2年間で全部で5蒴採り、1蒴に 200から300粒の種子が入っていて、蒴毎に別々のプランターに播…

シャクヤクの浅植え

シャクヤクの実生株で 10年生くらいの株のプラスチックの鉢が、去年に経年劣化で 壊れてしまいした。植え替えた鉢が 少し深さが足りなかったので、根茎が表土から浮き上がってしまいました。この株は 毎年花を数輪咲かせる元気な株です。 一般的には シャ…

雑草の発芽

2月に入ると、デワノマタタビを植え付けたプランターに、雑草が一斉に芽を出して来ました。この苗を植え付けた用土には、家の外の道路脇に溜まった土を使ってみましたので、その土に生えていた雑草の種子が 沢山混じっていたからです。この道路は 山や我が…

樹木の夏の酷暑の影響

最近の気候の温暖化で、夏の暑さが 厳しさを増しています。樹木がこの暑さを どの様に受け止めているかが分かる現象が見られますので、その現象を投稿します。 ウメの木への影響 去年はウメの実が 豊作でした。庭に2本有る内の1本は 座論梅の紅梅で、25k…

立春寒波に耐える梅の実とヤマユリ

この冬に 関東には2月5日から6日にかけて、南岸低気圧による大雪が降りました。でも 最も寒い時期の寒波としては、例年よりもう一つ寒さが弱い様に感じました。2,3cm積もった雪も、当地では翌朝には すっかり寒く溶けていました。やはり 温暖化の影響な…

立春のニホンタンポポ

2月初めに 散歩と買い物を兼ねて 街を歩いていると、街路樹の脇に シロバナタンポポが 1輪咲いているのを見付けました。良く見ると 花が3輪も付けてます。 このタンポポも 温暖化と暖冬のせいで、真冬に花を咲かせたのでしょうか。在来種の黄色や白の花の…

ギョウジャニンニクの収穫と試食

20年近く前に 発泡スチロールの箱に植え付けて、植え替えも施肥もせずに 水やりだけをしていたギョウジャニンニクの箱が、遂に底に大きな穴が出来てしまいました。 箱の左下が溶けて 穴が開いてます。 栽培の経緯 ギョウジャニンニクは 寒冷地の山菜で、東…

気候の温暖化による暖冬の植物への影響

暖冬による植物への影響が、近年特に顕著になって来ています。このブログでも何回か取り上げて来ましたが、今迄は偶々起きる 1株か2株の現象でした。でも 今年の冬は 色々な植物で、それも複数の株で起きています。やはり 気候の温暖化のせいで、今迄の暖…

ウメの種子の発芽に関する根本的な見直し

今迄は ウメの種子には 発芽抑制物質があると言う前提で投稿して来ましたが、専門家の方から「ウメやアンズの種子には、胚や種皮に『休眠物質』がある」と言う情報が有りますと 助言を頂いて、この発芽抑制機能について もう一度 根本から見直して、発芽過程…

アロエの花

冬になって アロエの花が咲き始めました。3年程前に ご近所の方から、アロエの苗を分けて頂きました。アロエは 外来の多肉植物で、民間薬や健康食品として 広く栽培されています。家の垣根の外に植えた株が大きくなって、今年 2株が 花を付けました。アロ…

デワノマタタビの苗の選別

去年の春に発芽した デワノマタタビの苗の30本程が、播き床の中で育ちましたので その一部の植え替えをしました。数が多いので 何時もお願いしている研究者に、今回も引き取りを打診してみたのですが、既に畑が一杯で 引き受けは 無理との事でした。そこで…

ヒイラギの花

能登半島地震の被災者の皆様に お見舞い申し上げます。 12月中旬になると ヒイラギの花が咲き始め、年越しの時期には 満開になりました。ヒイラギは キンモクセイやギンモクセイに近い樹木で、葉の外周が 尖った棘状の突起が有ります。花の色は白ですが 形…