初冬の庭 点描

12月上旬の庭に見られた ちょっと変わった植物の状態を投稿します。

アカシデの紅葉

庭に置いていた 鉢植えのシダレアカシデの一部の葉が紅葉していました。

f:id:tanemakijiisan:20231211174922j:imageアカシデは 新芽が赤くなるか 秋に葉が赤く紅葉するので、赤いシデと言う意味で アカシデと呼ぶ と図鑑には書いてあります。私は シダレアカシデを 枝垂れが珍しいので、庭に植えています。でも もう十数年にもなりますが、その木は新芽が赤くなったり 秋に葉が紅葉した状態を一度も見た事は有りません。その枝から挿し木で苗木を作り 鉢植えにしていますが、この木の葉が 一部赤く色付きました。苗の状態であれ 葉の部分的なものであれ 、確かに赤色になった葉を見たのは初めてでした。これで 条件が揃えば、秋に葉が紅葉すると言う事が分かり やっと名前の由来に納得出来ました。ですから 全く同じ木でも 育て方によって、紅葉する株と 全くしない株になる様です。葉が寒くなる迄しっかりと残る様に栽培すると、綺麗な紅葉が見られる様です。来年は元の親木に 水遣りを心掛けてみようと思います。

ヤマユリの発芽苗

耐暑性を持ったヤマユリ同士を掛け合わせて作った種子を播いて、2年目の今年の春に発芽した苗です。

f:id:tanemakijiisan:20231206205112j:image300粒程播いた内で 100株程が 春に発芽し、殆どが夏の終わり迄に枯れ 11月末迄残ったのが 12株だけでした。12月上旬に 緑色の葉が残っているのは この株だけでした。この株は 8月末に 2枚目の葉が出て来ました。それは写真の右側の葉で、左側の枯れかけている葉は 春に出て来た葉です。今の時点で 強い耐暑性を持つと思われる株は 約4%です。これ以外の組み合わせで 強い耐暑性を持った株が現れる確率は、多分1%以下でしょう。

今年の2季目のジャガイモ

4年前に採れたムカゴを植え付けて、以後収穫をせずに 植えっ放しにしたジャガイモの 現在の姿です。何とかしてジャガイモの種子を採ってみたいと思って、収穫せずにそのまま観察しているのです。

f:id:tanemakijiisan:20231206221005j:imageこの一つ前の世代の株は 春に芋から芽を出して大きく育ち、その時 地中に出来た新たな芋から 9月に芽を出して、ここまで大きくなった株です。春の株は まだ種芋が小さかったせいか、花を付けませんでした。ジャガイモを収穫せずに そのままにしているのは、その方が花が咲いた後 種子を付ける可能性が高いと思っているからです。でもまだ花は咲いていません。種芋が大きい状態でないと、花を付けないのではないかと考えています。でも 植えたまま放置すると、今年の様な夏の暑さでは 初秋に芽を出してしまい、2季性の植物になってしまいます。でも 2季目は 直ぐに寒い冬が待っていますので、今地中に出来ている芋は 夏に出来た芋より小さいのではと思います。すると 来年の1季目のジャガイモは 大きくなれません。これでは ずっと種子を採れる状態にはなりません。何か別の方法を考えようと思っています。

追加投稿

このジャガイモは 12月10日には、根元から倒れて枯れ始めました。寒さにはかなり弱い様です。