ヤマユリの発芽状況

一昨年の晩秋に播いたヤマユリの発芽状況を投稿します。

ヤマユリは 一昨年は まだ花の数が少なく、しっかりした種子は 中咲き,遅咲き それぞれ1蒴の計2蒴しか採れませんでした。種子は1朔に 150粒くらい入っていたようです。播き床は いつもの様に、プランターの下半分に 切り炭を縦に並べて隙間なく敷き詰め、その上に 1,2cm程に土を敷き固め、そこに種子を播き その上に 1cm程の土をかけて、最後に表面に小枝のチップを敷いておきます。このプランターを日当たりの良い場所に置いて、雑草が生えて来たら 小さい内に引き抜き、水遣りはせずに そのまま1年半待ちます。

ヤマユリは 遅発芽型の地下発芽型なので、播いた翌春には発芽せず 2年目の春の発芽になります。ですからこの春に発芽した苗は、一昨年の晩秋に播いたものなのです。今播いているヤマユリの種子は、両親が耐暑性を持った株なので、発芽率と発芽後の1枚葉の大きさが、普通のヤマユリよりは大分良いだろうと予想していたのですが、葉も小さく 発芽率は 50%弱と 殆ど同じ程度でした。

プランターはそのまま日当たりの良い場所に置いておき、水は控えめに遣ります。来年この苗は 茎立ちせずに 2枚葉になります。でもその数は半分くらいになっていると思います。普通はヤマユリの種子を播く時や鉢で栽培する時は、半日陰の場所にします。普通のヤマユリの種子であれば、この様な環境に置くと 発芽率は同じくらいですが、7月になると 1枚葉の半分くらいが 枯れて、2年目には多分1割も残らないと思います。私が敢えてこの様な場所に置くのは、耐暑性の強い株を選別する為なのです。

残って茎立ちした株は、その年の秋に茎が枯れてから 下半分に炭を詰めたプラスチックの鉢に植え替えます。

f:id:tanemakijiisan:20230718071648j:image7月中旬の発芽苗の状況