紛らわしい発芽

春は色々な植物が 発芽して来ます。播いた植物の芽と とても良く似た芽を出す植物が、同じ時期で同じ場所に生えて来る事が有ります。そんな紛らわしい事例を投稿します。

ヤマユリ

f:id:tanemakijiisan:20230418130923j:imageヤマユリが発芽した苗床です。中上と中央が 2年目に発芽して来たヤマユリです。左下のは ツユクサの芽です。じっくり良く見ると違いが分かるのですが、ただ見ただけでは殆ど区別は付きません。ユリの1枚葉は 葉の根元に葉柄が有りますが、ツユクサの方は 葉の根元が丸まって葉柄が有りません。葉の表面の光沢もわずかに違います。

f:id:tanemakijiisan:20230418130902j:imageツユクサを引き抜いてみたものです。種子から出た細い茎が下へ伸びているのが特徴です。

 

ヤマブドウ

f:id:tanemakijiisan:20230418132942j:image発芽した双葉です。ヤマブドウとツタは双葉では区別ができません。強いて言えば ヤマブドウの方が少し大きい様に見えます。一般の人はヤマブドウを播く事は有りませんが、葡萄を食べて種子を庭に捨てたりすると 芽を出して来る事が有ります。私の場合は 2年前からヤマブドウが 実を付け始めたので、僅かですが それを播いています。去年もプランターに5,6粒播いて置いたのですが、うっかりそれを忘れていました。この芽はヤマブドウだと思いますが、ツタの芽だと思って 2本引き抜いてから、その事に気付きました。幸い根がかなり付いていたので、直ぐに植え戻して置きました。ツタは 今は我が家には無いのですが、近所の石垣には沢山蔓延っています。その実は 小鳥たちにとって 大事な食料になっています。その小鳥たちが、我が家の庭に 毎年沢山のツタを播いて行くのです。ツタには恨みは無いのですが、蔓延られると困るので 毎年目の敵の様にして引き抜いています。その習性が付いてしまって、ついつい引き抜いてしまったのです。本葉が出る迄待って 見極めます。