今年のヤマユリの種播き

今年は耐暑性を持ったヤマユリの種子が大量に採れました。その中で 早咲きの花粉を、ベニスジの入った中咲きの花に付けて、得られた種子を播いた作業を投稿します。

花と種子の写真

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開花は7月中旬で、種子は11月下旬の状態です。

採れた種子は 4割程が実の入っていないシイナで、実の入った種子は 260粒有りました。それを 120粒, 120粒, 20粒 の3つのグループに分けて、別々のプランターに播きました。

プランターの播き床

ヤマユリは 柔らかい土の播き床に播くと、発芽しても 殆どの株は 球根が腐ってしまいます。その為 プランターの下半分に、切り炭を縦に並べて密に敷き詰め、その隙間にも炭のかけらを詰め込んで 固い炭の層を作り、その上に薄く粘土質の土を敷き詰めます。そこにヤマユリの種子を播いて、その上から 柔らかい肥料分の殆ど無い土を 2cm程の厚さに掛けます。その上に乾燥防止用に 小枝のチップを撒いて置きます。

今年は種子が沢山採れたので、この基本の炭の播き床に 120粒播いた他に、比較用に 炭床に変えて 重くて固まり易い粘土質の播き床にも、同数の種子を播いてみました。

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この状態で 再来年の春まで待ちます。草が生えて来たら 小さい内に 引き抜きます。普通のヤマユリは 日陰に置かないと枯れてしまいますが、耐暑性の有る株を得るのが目的なので、敢えて日当たりの良い場所に置いています。