大寒の日の新芽2題

1年で最も寒い時期とされる大寒の日に、珍しい新芽が2本見られましたので 報告します。

ギョウジャニンニク

購入した株は 2月末頃に 芽が動き始めるのですが、家で採取した種子を蒔いて育った実生株は、9月や10月に芽を出したり、この株の様に 1月に芽を出したりします。さすがに秋に出した葉は、1月には寒さで枯れますが、この株の葉は 多分枯れずにこのまま春を迎えると思います。実生株にはこの他にも、葉が枯れる時期が遅くなる、変わった現象が見られます。購入した株は、7月に入ると枯れ始めるのですが、実生株は 9月迄枯れません。

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ウメの新芽

去年採取した種子を 冷蔵庫に保管し、10月に25cm程の鉢に 80粒を蒔いておきました。11月に5本発芽して来ました。多分冬の寒さで枯れてしまうだろうと観察していると、大寒になってもまだ葉は傷んでいません。冬の間は成長していませんが、このまま春を迎えて また伸び始めるのでしょか。1年目は常緑樹になってしまいそうです。ウメは種子をまとめて蒔くと、絶対に発芽出来ずに枯れてしまいます。それは気温の高い時期に 種子がまとまって有ると、発芽出来ないのでしょう。この種子の様に低温で保管し、暑さを避けて蒔くと発芽する様です。多分残りの種子は、この春に発芽して来ると思います。

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春になったら また色々な発芽を報告します。