この前に 4年前に播いておいたウメの発芽苗を、草と間違えて引き抜いてしまった失敗を投稿しました。でも その後すぐに 前に生えていた場所の近くに、また生えて来たと 再度投稿しておきましたが、今度は その苗の近くから もう1本発芽して来ましたので、その様子を 更に再度投稿しておきます。
左の大きい方が 2番目に生えて来た株で、右の小さい方が 3番目に生えて来た株です。この秋に 合計3本生えて来た事になります。初めは 2番目に生えて来た株が、最初に誤って引き抜いた株の生え直しと思ったのですが、それにしては勢いが良すぎる様に感じます。3番目に生えて来た株が、最初に誤って引き抜いた株の生え直しの可能性があります。でも 別個に3株が発芽した可能性も有ります。何れにしろ 3年間休眠して発芽したのは、1個の種子だけでは無かったのです。これは 発芽抑制物質を木炭に吸収させて 濃度を薄めると、偶然では無く かなりの確率で 種子を長期間 休眠させられる と言う事です。また 長期間休眠させると、発芽は秋になる可能性が高くなる様です。
秋に発芽した株の生態
発芽抑制作用を 低温で抑えた事により、去年の9月に発芽したウメは、そのままの葉を付けた状態で 冬を越し、春に普通に芽を出して 新芽が伸びて来ました。その株は この秋には葉が落ちて、普通の状態に戻るのではと 思っていました。でも 秋に発芽した影響が まだ残っている様で、9月になると その株は 根元の方から 新たな新芽が伸び始めました。
右から2本目が 秋に出た新芽です。それまで有った茎の葉は、殆ど落ちてしまっています。
この様子からすると 今年休眠から醒めて発芽した苗も、去年発芽した株と同様に そのままの姿で冬を越す可能性が高いと思います。
一方 去年発芽して 今年の秋に出た新芽の方も、また そのままで 冬を越すのか 気になるところです。もし そのままで冬を越したら、秋に発芽した影響は 今後いつ迄残るのかも 気になります。今後の温暖化で 半常緑樹のウメにでもなってしまうのでしょうか。