今年もサンショウの花が咲き始めました。毎年 雄株の雄花の中にある両性花を探して 観察しているのですが、今年は全く違う景色が見られました。私は非常に強い近視でしたので、眼鏡をかけても小さい花はハッキリ見えませんでした。去年の秋に眼科医から 白内障も少し見られるので、手術をすれば 近視もかなり改善すると思いますと言われ、今年１月にその手術をしました。お陰で眼鏡無しでも 手元がとてもハッキリ見える様になりました。以前はこのサンショウの両性花の観察と写真撮影が、小さくてハッキリ見えないので どうしても上手く行きませんでした。スマホで何枚も撮って それを大画面で確認するのですが、殆どピンボケで ハッキリ写っている絵は １枚も撮れていません。撮影する時に スマホの画面がハッキリ見えていないので、仕方なく諦めていました。それが今年はスマホの画面がハッキリ見える様になりましたので、去年よりずっとハッキリした写真が撮れました。今回それを再投稿して 両性花を見て頂きたいと思います。
中央の花が両性花で、５本の雄しべの真ん中に 真正面から見た 雌しべの子房が見えます。その左上方の花は 両性花を横から見たものです。
別の両性花です。子房の位置が少し真ん中からずれているのは、普通は１つの花に２個の子房が付くのですが、それが１個だけなので ズレたのでしょう。
これも両性花です。両性花は１割程付いているのですが、整った形の子房は少なく 細かったり 短かったり 曲がっていたりするものが多く、それ等は果実にはなりません。
この両性花の付く株は、採取地に因んで「アシガラサンショウ」(足柄山椒)と名付けました。
