冬至の梅の花

今年は何時迄も暑く 秋が遅く来て 短かったせいか、庭の「冬至梅」の開花が例年より遅れています。ウメの場合は “早咲き“ の基準を 冬至に置き、それより早く開花するウメを「早咲きの梅」でなく「冬至梅」と呼んでいます。

f:id:tanemakijiisan:20231221101451j:image12月21日の状態です。7,8輪咲いていました。今年の冬至は12月22日で、辛くも 何とか “冬至“ の名に間に合いました。

f:id:tanemakijiisan:20231221101701j:image蜂が花の蜜を吸いに来ていました。虫にとっても 待ちに待った開花なのでしょう。最近虫が減ったので、花に来る虫を見るのは 久しぶりです。

 

f:id:tanemakijiisan:20231220093918j:image去年の花です。開花は12月12日でした。

f:id:tanemakijiisan:20231220100145j:image20年12月10日のものです。この年は 開花がとても早く 12月1日に開花してました。

前にも書きましたが この株の 母親は典型的な青梅ですが、母株の青梅性は 少ししか現れず、その代わり ウメには珍しい “早咲き性“ と “強い自家受粉性“ を持っています。蕾も先端が尖った 珍しい形をしています。母株や周りに在る花粉樹にも、全くその様な性状の木は見当たりません。典型的な隔世遺伝のウメです。いつもでは有りませんが、こんな珍しい事も起きるので、実生株の栽培はやめられません。でも20年 30年掛かる事があるのが 難点です。