サンショウとウメの実の収穫

サンショウとウメの実を収穫しましたので紹介します。

サンショウ

10数年前に庭の隅に自然に生えて来た野生のサンショウが有ります。数年前から実を沢山付ける様になりました。それまで家では実は食べていませんでしたが、せっかく実が採れる様になったので、佃煮にして食べる事にしました。収穫時期は種子の殻が堅くならない5月中旬にしました。野生の株は実を採取する準備作業として、予め棘を外しておく仕事が有ります。棘は葉の付け根の両側に対になって着き、木によってかなりの大小があります。一度取り除けば又生えて来る事は有りませんので、その年伸びた枝の部分の棘を外せば済みます。実が細かいので収量の割に時間がかかります。今回は取り残しの棘を外す作業も有りましたので、全部収穫するのに約4時間掛かりました。その後もっと大変な、実を一粒づつ柄から取り外す作業をします。今回は約8時間掛かり、収量は835gでした。収穫後直ぐに沸騰した湯に塩をひとつまみ入れて、5分ほど茹でました。湯切りした後冷めてから、200gづつ小分けして密封し冷凍保存しました。1年以上保存が効きます。我が家ではこれでちりめん山椒を作ります。

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5月8日

 

ウメ

このウメは冬至の頃に咲き始める早咲きのトウジバイなので、梅酒用ならば他のウメより少し早く収穫できます。ただこのウメは青梅性を持っていますので、熟しているか分かりにくいのです。そこで種子を割ってみて、芯の白い部分がしっかり堅くなっていれば、梅酒用として収穫できます。普通早咲きのウメは他のウメが咲いていないので、実がつきません。でもこのウメは強い自家受粉性を持っていますので、よく実を付けます。また早咲きは冷害を受けやすいからと農家からは避けられていますが、このウメは冷害にもかなり強い様です。今年は裏年で花が少なかったのですが、それでも5kgほど収穫出来ました。

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5月10日

 

次回はセイタカヤマシャクヤクの開花を紹介します。