梅の実の収穫

今年も梅の実の収穫時期になりました。我が家には 梅酒用と梅干用の梅の木が、各1本づつ有ります。今年は 春先の色々な花の開花時期が、早くなって その期間も長くなった様に感じます。梅の収穫時期も 少し早まった様に感じます。

梅酒用の梅

梅酒用の梅は、5月6日に収穫しました。この株は 冬至梅で、強い自家受粉性を持った株です。収穫時期の判定は、種子を割って 中心の「仁」と言われる部分が 白く固まっていれば、梅酒用の時期です。この株は 弱い青梅性を持っているので、外観からは 収穫時期を判定し難いのです。収量は 15kg弱で、大瓶3個になりました。10月になったら、瓶から実を取り出して 梅酒の完成です。

梅干用の梅

梅干用の梅は、5月31日に収穫しました。この株は 座論梅なので、当然 八重の花で 非常に強い自家受粉性を持っています。花が咲けば 全て受粉して 実が付いてしまうので、実が多過ぎて大きくなれずに、大豆程の大きさになる迄に 8,9割が落ちてしまいます。その為 木が疲れて 成り年と裏年が出来てしまい、今年はその成り年に当たります。梅干用の実の収穫時期は、完熟に近い方が 味が良いので、完熟した実が 少し落ち始めるのを待って 収穫します。木の頂上部と下の日陰の場所では、熟期に2週間程の差が有ります。今年は 実の落ち具合と天候を勘案して、5月末にしたのです。収量は25kg程になりました。去年は裏年で、漬ける程の収量は 有りませんでした。

f:id:tanemakijiisan:20230602171147j:image収穫時の頂上部の色付いた実です。座論梅なので 双子の実が多く見られます。

実は 収穫後 ヘタやゴミと汚れを掃除して、一晩水に漬けておきます。その後 水から上げて 塩を塗しながら桶に入れて、落とし蓋をして 錘を置いて 梅酢が上がって来るのを待ちます。塩の量は、実の 12か15%程の量にしています。2週間程したら、赤紫蘇の葉を塩揉みし 良く絞ってから、梅酢の上がった桶の実の上に置いておきます。そのまま梅雨明け迄待って 天気が安定して来たら、3日間天日に干して 仕上げます。