春のギョウジャニンニク

まだ彼岸前なのにギョウジャニンニクは、もう春真っ盛りとばかりに若葉を広げています。

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この発泡スチロールの箱が、我が家のギョウジャニンニクの畑です。この畑 手前の箱は10年 奥の箱は8年ほど前に植え付けてから、水やりだけで 一度も植え替えや施肥や農薬などはしていません。当然収穫もしていません。出来るだけ野生に近い状態にして、観察をしているのです。寒冷地に自生する植物は、平地の暖地では 発泡スチロールの容器に植えて、日照時間を調整してやると、上手く栽培出来る事が多いのです。ただ 何故か花が咲いても、実がごく僅かしか出来ないのです。花の時期には 虫が来ていない様なので、人工授粉しているのですが、それでも実は僅かしか採れません。もう一つ不思議な事は、ここで採れた実から出来た実生株は、葉の活動期間がその親株より一月以上長くなっているのです。もしかすると この二つの事象は関係しているのかも知れません。即ち受粉した段階で その環境に合わない種子は、それ以上種子に育てないのかも知れません。その環境に合うのが1%ほどなのかも知れません。受粉の段階でその環境性能を判定出来る事は無いとされていますが、もしかするとその能力を備えた植物も存在するのかも知れません。もう少し観察をしてみようと思います。