最近やっと 徒歩で少し遠出が出来る様になったので、夕方5時過ぎて 少し気温が下がってから、久しぶりに ちょっと離れた 馴染の国道を歩いてみました。暫く行かない間に 道路沿いの植木の季節が 大分変わっていました。ゆっくりと周りを見ながら 歩道を歩いていると、路面に まるで赤い絨毯を敷いた様に1.5cm程の丸くて赤い木の実が 沢山踏み潰されていました。懐かしいヤマモモの実です。直ぐに上を見上げると、道路脇に植えられた大きなヤマモモの木が有り、その枝が歩道の上まで伸びていて、そこに美味しそうなヤマモモの実が まだ沢山成っていました。どうやら 今年はヤマモモの成年の様です。ただ 成年と言っても 隔年とか短い期間では無く、5,6年の様に思います。毎年この時期に歩いている道なのに、こんな光景は見た記憶が無いので、こんなに沢山成るのは 滅多に無い事なのでしょう。
ヤマモモは 庭木としてよく使われている 常緑の高木で、以前住んでいた家の庭にも在りました。伊豆半島の海岸沿いの自然林に 自生しているのを良く見かけます。実は6月下旬から7月上旬に 赤く熟し 淡い甘味のする美味しい木の実がなります。形と味は コウゾの実と似ていますが、コウゾの方は 実に鈎状の髭が付いていて 舌に引っ掛かって食べ難いのですが、ヤマモモの方は 食べ易く 沢山採れれば ジャムにもされます。