春の庭の様子

タンポポ

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何処からか種子が飛んで来て生えた者です。詳しくは知りませんが、萼が反り返らず春だけ咲くので、在来種のタンポポではないかと思います。まさに春爛漫の光景ですね。

 

セイタカヤマシャヤクの発芽

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セイタカヤマシャヤクとヤマシャヤクを比較する為に、セイタカヤマシャヤクの種子を、ヤマシャヤクの箱に蒔いてみました。セイタカヤマシャヤクは、ヤマシャヤクの花が散る4月上旬に、やっと芽を出します。でも4月下旬にはヤマシャヤクの上に葉を広げ、5月上旬に花を咲かせます。草丈が高いので低い草の上に出られ、秋まで葉が枯れずに残るので、寒さの緩んだ春遅く芽を出した方が安全なのでしょう。

 

ヨトウムシ

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そろそろヨトウムシの活動する時期になりました。この虫はヨトウガの幼虫で、名前の通り夜だけ活動し、昼間は土の中に潜っています。これは4月9日午後10時50分に、ユリの葉を食べているところを写したものです。

昼間にヨトウムシと思われる食害を見つけたら、農薬を使わずにその虫を駆除する方法は3つ有ります。

一つ目は、今回の様に夜の10時以降に、食害された葉を調べて捕まえる事です。

二つ目は、食害された植物の根元に、スレート板を置いてその上に生乾きの枯れ草を、2,3cmの厚さに敷き詰めておきます。ヨトウムシは昼間はその適度に湿った敷き草の下に隠れますので、昼間にそっとその敷き草をどけて虫を捕まえます。

三つ目は、鉢植えの植物が被害を受けた時に使う方法です。鉢が完全に入る容器を用意し、鉢をその中に入れて鉢と容器の間に、水をゆっくりと鉢が沈むまで注ぎ込みます。暫く待つと虫が浮かび上がって来ますので、それを捕まえます。鉢をすぐに水から出して、元の所に戻しておきます。

これからはコウモリガの幼虫に注意してください。捕まえ方は後日説明します。

 

ザロンバイの実

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4月に入ると沢山付いていた実の内、余分な実が落ち始めます。少し強い風でもパラパラと落ちていきます。4月末には殆ど落ちきり、残った者が普通の梅の実になります。木の為には3月中に摘果した方が、木に負担をかけずに済みます。

 

次回も庭の植物の様子を紹介します。